反核平和新春のつどい 新しい歴史を拓こう
1月12日民主会館で2020年反核平和のつどいがおこなわれました。高橋平和委員会理事長の挨拶についで、愛友会理事長代理の金本弘さんは、「気持ちはあるが動ける被爆者が少なくなり、5年後には動ける被爆者がいなくなる。今年何とかしなければいけない」と、連帯の挨拶で語りました。
続いて日本原水協代表理事の高草木博さんが講演。核兵器のボタンを一部の国、リーダーに委ねておくことはできない。禁止・廃絶を世界のルールにするために核兵器禁止条約ができた。反対は核保有国とNATO・米同盟国だけ。カギは、核兵器国、依存国の世論と運動。今年4月のニューヨーク世界大会は、気候変動阻止の緊急課題と合流して取り組まれることを紹介して、日本の運動について、「被爆者とともに、核兵器廃絶署名を一千万以上集め、7割の首長の支持、400を超える地方議会が禁止条約署名調印の意見書を出し、65・9%の国民が禁止条約参加を支持している。あと必要なことは、安倍政治を変えること」と語りました。
会場からは、ニューヨークで世界大会をして変わるのか?と率直な疑問も出され、粘り強い運動で変化が起きていることが瀬戸の署名活動や、三菱勤労挺身隊訴訟の運動などから発言され、高橋理事長は初の世界大会で新しい歴史を拓こうと呼びかけました。
閉会で澤田原水協理事長は、核実験でも放射性降下物が世界に大きな被害を与えた事を明らかにして、核兵器の恐ろしさを伝えたいと発言しました。