F35戦闘機 愛知に大結集か!? 在日米軍32機、韓国40機、シンガポール12機、日本147機
青森県三沢基地にF35戦闘機部隊が発足
3月26日、航空自衛隊三沢基地はF35戦闘機で構成する302飛行隊を発足させています。マスコミ報道によれば、現12機でスタートした体制は、今後約20機になる方向です。また、最終的に2個飛行隊の40機体制となります。
県営名古屋空港では、同機最終組み立てが行われています。4月8日、9日には14号機(国産10号機)の試験飛行が行われました。試験飛行は、爆音を轟かせ周辺住民から「これまでに体験したことの無いような音だ」との声が寄せられています。三菱重工小牧南工場では、F15やF2の戦闘機の整備を行っていますが、同じ戦闘機でもここまでの声は寄せられていません。F35の飛行は、米国管理下で行われており、それゆえにアフターバーナーを使うなどして高推進力で飛び立つ飛行を行うことから、ひどい爆音となっていることが考えられます。
※アフターバーナー。エンジンの排気に対して、さらに燃料を吹きつけて燃焼させ、高推力を得る装置
アジア太平洋地域に約300機体制、うち200機が小牧・整備拠点に結集か
政府は、同機の修理整備の拠点を三菱重工小牧南工場に設置し、その運用が2018年夏頃からはじめるとしています。マスコミによるとこれに関わり、この間動きが活発となっています。韓国では3月、同機が初納入され、年内に10機、2021年までに全40機が配備されます。シンガポールでは12機を配備する計画が明らかにされています。また、米海兵隊岩国基地(山口県岩国市)に2020年10月以降、同型機1個飛行隊・16機が新たに配備され、21年秋までに現存する16機(17年に配備)と合わせて2個飛行隊・32機態勢に増強する計画が明らかになっています。
これまでに明らかになっているものとあわせると、日本147機、韓国40機、シンガポール12機、オーストラリア72機、米軍・岩国基地32機と合わせてアジア太平洋地域に300機余りの体制となります。また三菱重工小牧南工場に修理・整備のために結集するのは、オーストラリアを除いた200機強になることが考えられます。そうなれば、これまで以上の爆音被害も避けられません。「愛知を戦争拠点にさせるな」の声を大きく広げましょう。