私たちのような思いは誰にも 原爆犠牲者を偲ぶつどい

9/17 名古屋市公会堂

9月17日、愛友会主催の「原爆犠牲者を偲ぶつどい」が名古屋市公会堂4階ホールにて行われ、被爆者、遺族、支援者など100名が参加しました。

はじめのあいさつで、愛友会の伊藤さんは「核戦争を起こさせないよう、頑張っていく」と力強く語られ、金本理事長は「核兵器禁止条約や被爆者援護法は、亡くなられた被爆者が作ってきたもの、遺族には誇りをもってほしい。そして私たちがその遺産を受け継いでいく」と先人たちへの思いを語られました。

続いて、愛知県知事、名古屋市長からのあいさつを各役所の職員が代読しました。愛労連、県平和委員会、日本ベトナム協会、県原水協からあいさつがあり、小島愛知県平和委員会理事長は「ロシア、台湾情勢にかこつけた軍拡に反対し、愛友会と共に運動の先頭に立つ」と話されました。

平和の誓いでは、市邨高校の3年生から「一人一人の命の大切さを考えることが平和へつながる。戦争を知らない世代の私たちは戦争や平和について、自発的に考え、学んでいくことが大切」と被爆者の体験や思いを受け継いでいく決意が語られました。

文化企画では、親と子のみどりの杜合唱団などの合同合唱団が、人権、平和の大切さを伝える歌や「ぞうれっしゃがやってきた」などの合唱を披露しました。

最後に、主催者からのお礼として丹羽副理事長があいさつされ、「私たちのような思いは誰にもしてほしくない。原爆は絶対に無くしたい」と涙ながらに訴えられました。