春日井でビキニデー報告会

核廃絶の道を3.1ビキニデーから学ぶ

「3・1ビキニデー」の春日井報告会(ピースフェスタ春日井主催)が、4月7日、レディヤン春日井に尾中労連、新婦人、コープ、平和委員会などから18人が参加して開かれました。1954年3月1日にアメリカが中部太平洋ビキニ環礁で行った水爆実験で、第5福竜丸ら多くの日本漁船が被災した「ビキニ事件」を発端に始まった、日本の原水爆禁止運動の原点を学ぶ場となりました。

第1部では、平和行進のはじまりを記録した映画「鳩ははばたく」を鑑賞しました。たった1人から始まった行進がやがて全国100万人に広がり、原水爆禁止世界大会へとつながります。映画を見た参加者が、「さまざまな人たちが自由に参加し、行動を拡大する。愛知の様子も描かれていて、先輩のみなさんの苦労とともに感動した。今の平和行進が少し型にはまっているように思う」と感想を述べました。今年、国民平和大行進は60周年を迎えます。

第2部では、年金者組合から参加した西岡さんが、「3・1ビキニデー」後の米朝会談の動きなど朝鮮半島情勢に触れながら、3・1ビキニデー集会の「アピール」を資料に「3・1ビキニデー」全体について語り、新婦人の後藤さんは自身が参加した分科会の内容を報告しました。別の参加者は、「私は、ビキニデーが毎年続けられていることを知り感動するとともに、今ややもすれば平和の危機が進みあきらめ感が強かったのだが、西岡さんの『あきらめないことがたたかいの力になる』との言葉に励まされた」と語っています。