被爆者の生きているうちに核兵器の廃絶を実現したい 被爆者しのぶ集い開催される

愛知県原水爆被災者の会(愛友会)は9月20日、「被爆74周年原爆犠牲者を偲ぶつどい」を名古屋市公会堂4階ホールで開き、遺族、被爆者、平和団体代表、行政関係者ら150人が参列しました。

愛友会理事長であった恩田さんは、8月9日に亡くなられました。恩田さんは、私が、まだ平和委員会青年学生部の活動で核兵器廃絶の運動に取り組んでいた頃から存じ上げ、励まされてきた方なので、大切な被爆者がまた亡くなられたと悲しく残念でなりません。
金本弘さんが理事長代理として、主催者あいさつをされました。18年度に県内の被爆者102人が亡くなった、核をめぐる世界情勢は厳しいが、今年と来年が正念場となる、核兵器廃絶の訴えを続けようと訴えました。

愛労連の知崎議長、愛知県平和委員会の髙橋理事長らが追悼の言葉。核兵器禁止条約に背を向ける安倍政権を批判し、核兵器廃絶への決意、歴史に学ぶことの大切さを述べられました。「平和への誓い」を述べた学生は、長崎に行くまであまり被爆者のことを知らなかったが、私たち若い世代が、被爆者の遺志を受け継ぎ、核兵器のない平和な世界をつくるために全力をつくしたいと決意表明しました。

文化行事で陽影月のコンサート、参加者全員で「原爆を許すまじ」を合唱しました。
被爆者の生きているうちに核兵器の廃絶を実現したい、決意を新たにしたつどいでした。