陸自創立記念行事で銃使用やヘリ飛来 ここに国民の安全はあるのだろうか

11/2 第10師団司令部

コロナ禍で中止していた、陸上自衛隊第10師団創立記念行事が3年ぶりに開催されることになり、訓練のために空包やヘリの飛来などの、大きな音がする旨の通知がありました。駐屯地周辺に配布した土地利用規制法のチラシの返信アンケートに、記念行事の訓練の音への苦情が多数よせられたのをうけて、県と守山区の平和委員会は11月2日、中止を求めて申し入れをおこないました。

大砲や機関銃を撃つような戦闘訓練を、平和な市民生活を送っている住宅地で行うことは受け入れがたく、記念行事のあり方を考えてもらいたいし、学校や保育園、病院などへの配慮をお願いしました。隣接しながら、通知をしてこなかった廿軒家学区には、今年から通知をしたそうです。区政協力委員をしている参加者が、区政の会議に自衛隊の担当者が来て「苦情はあるが、謝るしかない」と言っていたと教えてくれました。

13日に行われた、式典での展示演習では、「守山から栄まで飛ぶ」とか「豊川まで飛ぶ」という榴弾砲や機関銃を撃ちながら、敵を倒していく自衛隊の姿を示し、「国民の安全を守るため、精強な自衛隊をめざして訓練してまいります」とのナレーション。ここに「国民の安全はあるのだろうか?」