軍拡増税でいいの? ~防衛費倍増が国民負担に~

8/13 半田滋氏

アジア・太平洋戦争を忘れない実行委員会は、8月15日にこだわって講演会を実施してきました。今年は初めて日曜日である8月13日に「あいち平和のための戦争展」ピースステージで実施しました。

防衛ジャーナリストの半田滋さんに「軍拡増税でいいの?~防衛費倍増が国民負担に~」と題した講演をしていただき、以下、要旨を照会します。

岸田政権は、昨年12月16日の閣議において、国家安全保障戦略、国家防衛戦略、防衛力整備計画の3文書を改定し「敵基地攻撃能力の保有」を決定しました。

敵基地攻撃能力保有に関し、歴史的には、1956年に鳩山一郎首相の答弁があり、敵基地攻撃に枠をはめました。しかし、国民をだまして「敵基地攻撃能力保有」を決めました。米軍戦略への自衛隊参加には保有が必要であること、武器調達もアメリカにおおむね委ねるなどあまりにも偏っていることを述べられました。

防衛費も現在、世界9位、GDP比2%になれば3位に躍り出ること、財源は増税などで賄うことなどを示されました。

「軍事力強化は東アジアの不安定化を呼び込む▼平和は軍事力ではなく、命がけの外交によってはじめて実現する」と結ばれました。

私は、憲法をこわし、一路戦争への道に進んでいると改めて学び、怒りを覚えました。