愛知県内各地で平和・戦争展がされました
今年も愛知県内各地で平和展・戦争展が開催され各会場に多くの市民が訪れました。
企画名 | 期間 | 参加人数 | 展示内容 | 主催者 |
市民へいわ百花展 | 7/14・15 7/17~7/27 |
一宮空襲の写真 絵手紙、写真など |
市民へいわ百花展実行委員会 | |
にっしん平和のつどい 2018 | 7/21~8/5 | 730人 | 戦争体験をどう継承するかを語る講演 各団体が展示 |
市当局がピースあいち(日進平和を考える会に加入)に事業を委託 ピース愛知から各団体(日進市平和委員会、親と子の緑の杜合唱団、図書館サポーターズ など)に分配 |
第26回 春日井平和展 | 7/23~7/28 | 300人 | 各団体の持ち寄り展示 平和委員会はF35、整備拠点の問題点 原爆パネル(平和首長会議作製) 市と共催 会場が市役所庁舎脇の部屋 |
ピースフェスタin 春日井(春日井市職労、尾中労連、コープあいち、春教労、平和委員会、戦争を記録する会) |
戦後70年 岡崎空襲と平和展 | 7/31~8/7 | 2500人(リブラ来場者) | 岡崎空襲 新たな究明 死者数280→285 展示 焼夷弾、防空頭巾など 沖縄、広島、長崎の子ども 写真パネル展示 |
岡崎空襲を記録する会 |
2018ピースフェスティバルin 瀬戸 | 8/10~8/12 | のべ1450人 | 戦争体験語り継ぐ会 被爆二世の語り部 世界大会報告会 辺野古基地問題 |
ピースフェスティバル実行委員会(瀬戸反核センター、地下軍需工場跡を保存する会、9条まもる瀬戸の会、ピース合唱団など) 瀬戸市と教育委員会が後援 |
2018あいち平和のための戦争展(27回目) | 8/16~8/19 | 1890人 | 731部隊の展示 南京民間抗日戦争博物館より展示 文化企画 映画「ひろしま」上映350人 合唱組曲「悪魔の飽食」と講演350人 |
2018あいち平和のための戦争展実行委員会(45団体で構成) |
第19回小牧平和展・平和のつどい | 8/17~8/21 | 157人 | ブルーインパルスの曲技飛行 F35ステルス戦闘機 核兵器禁止条約と批准国 |
小牧平和展実行委員会 小牧市、教育委員会が後援 |
第28回豊田市平和を願う戦争展 | 8/25~8/26 | 1000人 | 豊田とトヨタの戦争の記録 原爆と人間展、憲法を生かす |
豊田市平和を願う戦争展実行委員会、平和委員会、戦争を記録する会、新婦人、年金者組合 |
平和のための戦争展・守山 | 10/6~10/8 | 500人 | 展示 守山山と戦争、沖縄戦,ヒロシマ・ナガサキ、731部隊、満蒙開拓、平和憲法、沖縄の米軍基地、原発 企画 戦争体験語り部2人 |
平和のための戦争展・守山実行委員会 |
平和都市をめざそう 豊橋市民展 | 10/20~10/21 | 予定 豊橋まつりと同時開催イベント
平和、環境・福祉など、広い意味での「平和」テーマの屋外展示 |
豊橋市民展実行委員会(豊橋空襲を語りつぐ会、豊橋市職労、愛高教東三河支部、平和委員会など15団体で構成) | |
犬山ピースフェスタ2018 | 10/20 | 予定 絵本「ぞうれっしゃがやってきた」を通して平和の大切さをつたえよう! 合唱、朗読、講演 | 犬山革新懇(犬山市職、犬山新婦人、共産党、年金者、個人)と九条の会 犬山市、教育委員会後援 |
各地での努力が行われる中で、いくつかの特徴点を報告します
一つは、その地域ならではの戦争の加害被害を明らかにしていることです。瀬戸市、岡崎市、豊田市ではその地での戦争の掘り起こしに努力し、岡崎では空襲死者数を新たに実態把握したり、豊田市ではトヨタ自動車などの被害加害を究明告発するなどの努力がされています。戦後73年経過した今のなお新たな発見がされることは重要なことです。
二つは、自治体の平和行政と相まって、共同し、推進している努力です。各地のとりくみでは、各自治体や教育委員会の後援をつけて幅広く市民に周知しています。春日井平和展では、市当局と共催で展示場所も庁舎内に確保し、市当局も平和首長会議の原爆パネル展示を行っています。また豊橋では、豊橋まつりの関連イベントとして市民展を行い、多くの市民が参観しています。
小牧では、自治体と懇談し、その意向を踏まえた結果、3年前から後援をとりつけることができています。
若いお母さんが熱心に見学平和のための戦争展・守山
「平和のための戦争展・守山」は今年で23回目、守山区で市民の手による戦争展が23年間も続いたということに感慨深いものがあります。
この間、市民から多くの戦争遺品が寄せられ、体験が語られ、戦争展の財産となり、歴史となって蓄積されました。
「平和の会・守山」の支援、名刺広告や協賛金、カンパなどの支援、実行委員として様々なことに携わる人など、本当に多くの人たちの力で続いてきました。
今年は、戦争体験者が少なくなっていく中、直接聴くことで戦争の実相を知り、平和の大切さを噛みしめてもらいたいと、戦争体験の語りや語り継ぎを中心に企画しました。500の来場者でした。
展示では戦争遺品、広島の高校生が被爆者から聴き取りながら描いた絵、731部隊、満蒙開拓などをじっくりと見る人の姿が目立ちました。若いお母さんがお子さんを連れ2日連続で熱心に見たり聴いたりされる姿も印象的でした。
スタッフの高齢化や若い人たちへの呼びかけなど悩みながらも、最後は「愛と平和のコンサート」で、皆さんの優しい笑顔と笑い声に満たされて締めくくることができました。
平和のための戦争展・守山実行委員会