ピースフェスティバル in 瀬戸 今年も充実した企画に
瀬戸市では、毎年地域の諸団体で実行委員会をつくり、ピースフェスティバルin瀬戸として「戦争体験を語り継ぐ会」「ステージ企画」「美術展」などを開催しています。
今年の取り組みは、4月から8月まで、毎月1回「戦争体験を語り継ぐ会」を開催していることです。これまでに、ビキニデー報告会、引揚
者の話・広島被爆体験継承者の話・沖縄辺野古の運動・原水爆世界大会報告会を行い、のべ140人が参加しました。
7月20、21日瀬戸市文化センター交流館ギャラリーで行われた「平和を願いみんなでつくる作品展」には33名の方が絵画や書道、陶芸などの作品を出展し、137人の来場者がありました。出演者を公募し、前年の11月頃から練習を始める毎年好評の「ステージ企画」ですが、今年の演目は合唱劇「カネト」。8月17・18日瀬戸蔵つばきホールでの3回公演で850人が鑑賞しました。また、瀬戸反核センターでは毎年「原爆と人間」写真パネルをパルティ瀬戸で展示しています。瀬戸市が平和都市宣言をした後、新しい「原爆と人間」写真パネルを購入したので、せっかく購入したなら有効活用するよう強く要請して、市役所で5、6枚ですが展示しています。もっと目立つ場所にと要請して、昨年から藤井聡太さんの写真の隣に展示するようになり、今年も7月7日から20日まで展示しました。さらに、今年初めて7月25日~8月27日まで瀬戸市立図書館でも展示されました。
展示にあたり、図書館から反核センターに相談がありました。その時、反核センターでは「被爆体験を聞く会」などにも取り組んでいることを話すと、図書館でもやりたいということになり、長崎の被爆二世・被爆体験伝承者の太田智恵子さんが8月6日にお話をしました。図書館主催の行事ということもあり、私たちの知らない親子が多数参加し、会場はいっぱいになりました。また、8日には「はだしのゲン」の紙芝居の上演もあり、充実した平和の企画になりました。