被爆者はげますつどい 1月21日最高裁陳述に向けて
12月21日、あいち被爆者支援ネットワーク主催の被爆者をはげますつどいが行われました。はげますつどいは、被爆者と支援者が昼食を取りながら被爆体験を聞いたり、要望を聞いたり、またどういった支援が必要になってくるのか懇談したりと、これからの被爆者支援に大きな力となるつどいです。今年は、被爆者10名、支援者32名が参加し、毎年平和学習として被爆体験を聞いている東邦高校の生徒2名も参加してくれました。
来年1月21日に最高裁でノーモアヒバクシャ訴訟の弁論が行われることもあり、愛知弁護団の伊藤弁護士が、これまで被爆者が原爆症の認定を求めて闘ってきた経過と、ノーモアヒバクシャ訴訟の持つ意味を話し、原告の高井さんからも決意の一言が語られました。
昼食を食べながらの懇談では、愛友会の事務局長の水野秋恵さんが「これまで私は積極的に被爆体験を話していなかったが、弟(愛友会会長の恩田明彦さん)が亡くなり、私も話せるうちにきちんと話しておきたいという気持ちになった」と自身の体験を話してくれました。また、被爆者支援のありかたは、高齢化で独居、老老介護などのケースも多く、公的な支援もきちんと受けていない場合もあるので住んでいる地域での支援が重要になっているとの話もありました。