豊橋祭りに自衛隊の展示 市民も負けずに平和の展示を

10/21 豊橋市

10月21日~22日、豊橋市中心部の神明公園を借りきって、1978年から続く「平和都市をめざそう豊橋市民展」(豊橋平和市民展)が開かれました。この二日間は、「豊橋まつり」ですが、「豊橋まつり案内パンフレット」に他のイベントと並んで掲載される「平和のための野外戦争展」と言ってもいい催しです。

平和行進でおなじみの桜丘高校に灯る「原爆の火」を分火してもらい、豊睦会脇内理事長が点火し、開会宣言。火は期間中会場で灯し続けられました。

「戦争はしない・させない・ゆるさない」を今回のテーマとし、17の団体で実行委員会、豊睦会(豊橋の被爆者の会)、豊橋原水協、コープあいち(豊橋)平和活動委員会、豊橋空襲を語りつぐ会、豊橋市職労青年部、東三河うたの学校など12団体が出展しました。

45年間同じ会場で続けられてきた平和市民展は、市民にもなじみ深く、「豊橋まつりの中でもユニークな企画で話題の『豊橋平和市民展』の会場は、ここ神明公園です」の案内放送に、祭りに来た多くの市民が見学に来てくれました。

なお、旧陸軍18連隊のあった「豊橋公園」の豊川近くで自衛隊の展示があり、子ども向けにつくられた陸海空自衛隊員の制服を着せて記念写真を撮らせるなど、「まつりにふさわしくない。平和市民展実行委員会としても今後問題にしていかなければ」との声も出ていました。