沖縄県知事選挙勝利! ご協力いただいたみなさんにお礼申し上げます

派遣41人、募金135万円

那覇市 統一連事務所 第4グループ参加者

9月30日投票で行われた沖縄県知事選挙は、「オール沖縄」勢力が推す玉城デニー氏が、安倍政権丸抱えの佐喜真氏に8万票の大差をつけて勝利しました。前回知事選の翁長氏の票を約3万6千票上回る39万6632票を獲得しました。

今回の選挙結果は、安倍首相による官邸主導の「勝利の方程式」(①自公維新の共同、②争点隠し、③期日前投票など)を打ち破る側面を持っています。前回宜野湾市長選挙に始まり、今年2月の名護市長選挙では稲嶺前市長が敗北するに至っていました。それだけに、これを乗り越えた勝利は大きな意味を持ちます。

那覇市内9月

また、辺野古新基地建設のたたかいでも大きな展望を生み出しました。埋立承認撤回をした沖縄県ですが、安倍政権はこれを打ち消す裁判を行う計画を企てています。一方で、埋め立てに関わって、①海底地盤の軟弱性、②活断層の発見、③高度制限に関わる公共の建物が存在するなど、工事方法の変更が余儀なくされていますが、その権限は県知事にあります。新基地建設反対を掲げる玉城氏の当選で新基地建設は行きづまっています。

愛知県平和委員会は、沖縄県知事選挙に全力でとりくみました。とりわけ、新基地建設をはじめとする問題を「沖縄問題」とせず、日本の主権にかかわる私たち自身のたたかいと位置付けてきました。県知事選挙の目標を代表派遣60人、募金目標100万円として行動し、11のグループで41人(のべ43人)を沖縄へ送り出し、募金135万円が集まりました。急きょのとりくみでしたので、当初の予定を変更して参加できた方、残念ながら参加できなかった方と見えましたが、これまで以上に多くの方からご協力を得ることができました。本当にありがとうございました。

那覇市 統一連事務所 第7、8グループ参加者

今回は、13日の告示の日にも宣伝活動を名古屋市の栄、金山、北区で行い、また東海共同印刷の朝礼に福島常任理事が訴えをしています。平和委支援ツアーに参加した地域のとりくみとも連帯しました。知多半島では、決起集会に50人が集まり、派遣20人以上、募金100万円。尾張旭市では、決起集会に24人、派遣6人などの行動が広がりました。

また、労働組合では愛労連、自治労連をはじめ7人が派遣。革新愛知の会では、12人派遣、募金30万円などそれぞれの団体でも行われました。

知事選挙後のたたかいは、重要な時期を迎えます。前段でもふれたように、政府は埋立承認撤回について裁判を行い、公権力によって政権の望む判決を導き出そうとしています。その結果を踏まえ、浅瀬側の埋め立て土砂搬入を行うことが予想されます。これを許さない裁判のたたかいは、全国の世論こそ重要となっています。引き続き①辺野古署名、②裁判への支援活動、③沖縄、基地、安保の学習と対話を広げることを呼びかけるものです。