平和行進の魅力は 出会いと感動、そして楽しさ

5/31 豊橋市内

本紙6月15日号で既報のように、あいち平和行進は6月11日に無事岐阜県に引き継がれ、7月5日現在、平和行進は8月の広島めざして、大阪府内を歩いています。今一度、出会いと感動、そして楽しさのあいち平和行進を振り返ってみましょう。

昨年は、2日目の豊橋市役所―豊橋駅までを、下奥奈歩県議の介助で参加した視覚障がいの女性が、今年は5月31日の引継ぎ集会から参加、2日目も静岡から参加の小林和江さんの介助を受けて歩きました。「来年は、ぜひ桜丘高校まで歩きたい」。ぜひご参加を。絶対感動しますよ。

6月1日の豊川・緑町公園には、3歳のかわいい参加者が登場。国公労組のお母さんと、土日を利用して平和行進に参加しています。この日も途中お母さんの背中で昼寝をしながら、ゴールの蒲郡市役所まで歩きました。

6月4日の常滑コースに、コロナ禍でついぞ見なくなった「カンパ隊」が出現(?)。これまでもカンパ隊で活躍してきた82歳の男性、「じっとしとれん」と平和行進の前になり後になって、各家、店先を訪問してカンパを訴えます。果ては工事中の人にまで。

6月10日の岩倉―一宮―江南コースでは、毎年千秋病院の若い職員さんたちが参加、行進参加者の平均年齢をぐっと下げてくれるのです。いつもは途中までの参加ですが、今年は最後の江南市役所まで歩いてくれました。行進の中、仲間とともにマイクを握って、歌を歌ったりコールをしたり。それに誘われるように、下校中の高校生も平和行進に加わり、一緒にコールしてくれました。

今年のあいち平和行進の大きな特徴は、愛知から参加の「歌う全国通し行進者」大村美恵さんの奮闘です。行く先々で響かせる歌声、これまで何曲歌ってきたことでしょう。大村さんを待ち構える各地の参加者も、心待ちにしています。その状況は、6月21日、22日に訪れた滋賀、京都でも変わることはありません。夕方のまとめの集会で疲れを感じさせても、翌朝には元気一杯歌声を響かせていました。乗りのいい関西人からは、「アンコール」の声も。

更に特筆すべきは、平和行進は毎年新たな「平和行進大好き人間」を生み出していることです。今年も、2人の県内通し行進女性が平和行進の「病みつき」になりました。今年の原水爆禁止世界大会参加ばかりか、「来年は北海道を歩きたい」と。

2024あいち平和行進 愛知から岐阜へ

6月11日、扶桑町役場では扶桑町長と扶桑町議会議長から挨拶を受け、石作公園(犬山市)では市長からメッセージをいただきました。併せて、途中、犬山原水協からペットボトルをいただき、公園では、コープいぬやまからスイカとお茶の接待を受けました。それから扶桑町・犬山市から各務原市民プール駐車場まで炎天下の中を行進しました。

 愛知~岐阜の引継ぎ集会では、金本弘さん(あいち平和行進共同代表)や、小倉文雄さん(岐阜県国民平和行進実行委員長)からの挨拶を受け、最後に、コロナ禍で、愛知県下を巡ることができなかった、桜丘高校の「原爆の火」が愛知県内通し行進者団長の奥田昌弘さんによって消灯され、岐阜県に引継ぎました。