世界大会青年報告会を開催 国を越え、核なき世界をめざして

9月6日、民主会館で高校生平和ゼミナール・あいち学生平和会議の共催で原水爆禁止2025年世界大会の報告会が開催されました。中高生8人、学生4人、青年6人と援助者など、合わせて32人が参加しました。
はじめに、広島大会に参加した高校生から報告がありました。「被爆体験の継承と未来…広島のつどい」に参加し、「被爆者の話を聞いて、本当にあったこと
だと実感した」と話しました。分科会の「青年のひろば」での他県の人との交流や、6日の平和式典での小学生のスピーチに感動したことなども報告しました。そして、「戦争は必要のないものだと思った。同じ世代の人にも知ってほしい」と感想を話しました。
平ゼミ・ナガサキツアーの報告では、日程に沿って、世界大会や全国高校生平和集会、フィールドワークなどの報告を行いました。ツアーに参加した中高生からは「平和公園で色々な国の人が一緒に鐘を突いていた。国を越えて一緒の目標に向かっていくのは大切」「知ろうとすることが大切。ツアーから帰ってきたときに友達に長崎のことを話せた」などの感想がありました。
ほかにも、高校生、中学生から次のような発言がありました。
高校生
「自分の体験を語ってくれる被爆者の、その覚悟や強さを何も理解してこなかったんだと気づいた」「壮絶な体験の『今日も生きている』という言葉が心に重苦しく残りました。」
中学生
「これからは、戦争は絶対にやってはダメだ。核兵器だけではなく、武器のない世界を目指し、友だちとも話をしたい。そして一人ひとりが戦争反対を強く意識しないと日本も軍国主義になっても不思議ではないという危機感を共有したいです。」
長崎大会に参加した学生からは「体験を聞くことの重要さを感じた。次の世代にも伝えていきたい」との感想があり、「青年のひろば」では、自衛隊や原発についても意見を交わし、海外代表との交流もあった、と報告しました。また、「核兵器の問題は過去のものではなく今の問題。戦争の悲惨さ核の不条理さを学んだ自分たちが訴えていかなければ」と語りました。

