ロシア軍の侵攻から31か月 ウクライナの平和を願うデモ

9/29 スポーツ広場

「ロシア軍によるウクライナ侵攻に抗議します!」。9月29日、「ウクライナの平和を願うデモ!」として、NPO法人日本ウクライナ文化協会とピースフォーウクライナの共催で集会とデモを行いました。

ウクライナ国旗や「NO WAR」と書かれたプラカードを手に、栄の街を約80人が「ウクライナに平和を」「戦争とめよう」「核兵器反対」とコールしながら歩きました。

デモ行進前にスポーツ広場で行われた集会では、リレートークがありました。

日本ウクライナ文化協会会長の川口リュドミラさんは、「ウクライナへの侵攻が開始されてから、31ヶ月が経ちました。ロシアの攻撃によって600万人が避難しています。インフラは破壊され、電気や暖房なしで生活する状況では、寒い冬を超えることができず、さらに避難民がふえるという悪循環が起こっています。8月24日は旧ソ連からの独立記念日です。 しかし、まだまだ独立できているとは言えません。被害を受けたすべての人のことを思い出してほしい」と話します。

学校や病院にも爆撃が

また、ウクライナからの難民男性は、「日本に来て2年が経ちます。ウクライナでは、無実の人たちがたくさん犠牲になっている。学校や病院にも爆撃があった。このことを日本の人たちにも知ってほしい」と訴えました。

日本の元報道関係者の安藤さんは、「チェルノブイリ事故がきっかけでウクライナとつながりを持ちました。

ウクライナの国土を、原発事故から守った消防士がそこにはいました。そんな悲惨な事故を再び繰り返してはいけません。その消防士さんは、もう亡くなりましたが、その想いと一緒に今日のデモを歩きたい」と語ります。

ピースフォーウクライナの塚本さんは、「毎月スタンディングと募金集めをしています。『戦争反対』と、開戦時から同じことを訴え続けなければならないことに怒りを持っています。プーチンは核兵器を使うと言っています。核兵器の悲惨さを知っている市民として、絶対に許すことはできません」と怒りをあらわにしました。

9/29 栄
9/29 栄

集会の最後には、ウクライナの歌を参加者で歌い、デモに出発しました。