沖縄高江への愛知県警機動隊訴訟　機動隊の暴力的警察活動が明らかに

2016年7月　高江　写真谷口氏

２月２２日（木）名古屋地方裁判所において沖縄高江への愛知県警機動隊派遣違法訴訟第３回口頭弁論が行われました。この裁判は、愛知県警本部が沖縄県高江に機動隊を派遣した２０１６年７月当時の愛知県警に対して、派遣された機動隊員らの同勤務期間中の支払給与相当額について損害賠償を請求することを求めた住民訴訟です。名古屋地裁には、傍聴席が満席となる約１００名が参加しました。

第３回口頭弁論では、名古屋北法律事務所の篠原弁護士より機動隊の暴力的警察活動の実態が報告されました。建設が強行された２０１６年７月２２日早朝４時頃、反対のために座り込みをしていた市民に対して機動隊が突入しごぼう抜き。県道を封鎖したうえで、Ｎ１ゲート前に設置されたテント内の水や食料を没収しています。７月の高江は夏真っ盛りで、水分補給が途絶えれば脱水症状に陥ることを知っての行為です。また、県道封鎖によってトイレに行くことも許されない状況をつくっています。見えない場所で膝蹴りやひじうちなどの暴行が加えられた。肋骨骨折など３人が救急車による搬送がなされる非人道的な行為が行われました。意見陳述にたった原告ような場所に送り出した大村知事の責任を追及し、「国家権力の理不尽さに愕然とした」と訴えました。

次回第４回弁論は、５月１４日（月）午前１１時からとなります（傍聴は抽選となりますので１０時３０分までにお越しください）。ぜひ傍聴にお出かけください。