地位協定の矛盾を県内でも 安保破棄実行委員会総会が行われる

10月28日、2020年度安保破棄愛知県実行委員会総会が労働会館第1、第2会議室で開かれ、まず、小泉親司中央安保常任幹事から「地位協定と日米安保」について記念講演を受けました。

小泉氏は、京都府京丹後市に2014年米軍Xバンドレーダー基地が造られたことなど、日米安保条約の下で、全土基地方式が貫かれている実態を明らかにし、米軍に特権を与えている日米地位協定について、首都東京の空が米軍に排他的に管理されている「横田エリア」を抱えるために、羽田飛行場への民間機着陸が山手線沿いに低空飛行を強いられ、飛行ルート直下の住民が怒りの声を上げていることなどを紹介しました。

総会では、愛知県内情勢について記載すること、加盟団体の総会参加をいっそう強めること、また、総会はもっと綿密に準備し、議案は事前に配布し、もっと結集を図ること、学習会の経費を予算上も明確にすることに意見が出され、それぞれ取り入れていくこととしました。

守山駐屯地57周年観閲式で戦車も登場する実践訓練が展示されたこと、小牧基地でF35が3か月ごとに1機当たり4回の試験飛行をしていること、沖縄では安保の実態が肌に感じられるが、愛知、本土でも「本土の沖縄化」が進み、目に見えるようになってきたこと、などが報告されました。

代表委員に知崎広二ほか、事務局長に福田秀俊、事務局次長に矢野創などの役員が、決議案、予算案とともに承認されました。