自衛官行軍訓練を監視 小銃なし、迷彩なしで帰還
6月27日、第35普通科連隊レンジャーの行軍と帰還式の監視活動を行いました。隊員たちは岐阜県の山中などで約3ヶ月間の養成訓練を行い、「仕上げ」
として、白川町から守山駐屯地までの76㍍を徒歩で帰って来ました。今年は例年より1日短縮し、2日間の日程でした。
9時前に守山駐屯地のすぐ横を通る「すいどうみち緑道」の木陰で、隊員13名と指導教官4名が休憩しているのを発見。隊員たちは腰を下ろしてヘルメットを脱ぎ、顔から首にかけて迷彩化粧中でした。隊列を整えて、9時半過ぎに出発しましたが、驚くことに隊員たちは小銃を携帯していません。10分ほ
どで守山駐屯地に到着すると、正門の隅に積んであった小銃を受け取り、引き金に指を掛けて次々と構えています。さらにLAMと呼ばれる対戦車砲までどこからか出てきました。ノーメイクで歩いてきて、駐屯地直前で顔に迷彩を行い、携行していない小銃を正門前で構えるのは演出としか言いようがありません。銃を持たず、迷彩なしは
本来歓迎すべきですが。
10時になると、駐屯地内の音楽隊の演奏に合わせて行進、入門して行きました。グランドでは数百人の隊員が部隊旗を掲げ、帰還式が行われました。