青年学生「世界大会」報告会 若い感性が「ヒロシマ」と向き合う

9/7 民主会館

今年の原水爆禁止世界大会・広島集会には、中高生5人、大学生4人、計9人の若い人たちが被爆者の話を聞き、全体集会をはじめフィールドワークや高校生平和集会、青年のひろばに参加して、大いに「ヒロシマ」を体感してきました。そんな彼らによる「青年学生『世界大会』報告会」が、9月7日、民主会館で開かれています。

愛知県高校生平和ゼミナール(平ゼミ)では早速「ヒロシマツアー報告集」を作成し、この日参加した中高生3人はこの「報告集」にそって「世界大会」をふり返りました。「核兵器をなくそうという同じ思いを持った全国の仲間の存在を感じて力をもらった」と感動し、初めての署名運動に「勇気づけられた」経験をし、原爆資料館の説明文で「苦しい」の英訳に「kill」という強い言葉が使われていたことに、「想像のできない『苦しい』なんだ」と衝撃を受けるなど、若い感性の率直な思いが発せられるのでした。

「今日の聞き手が、明日の語り手になる」――大学生の「世界大会」参加者からも、韓国人被爆者の話を聞いて「原爆に遭ったのが日本人だけではなかった」ことを知った驚きや、「外とは空気が全く違う」と原爆資料館を見学した時の思いを述べるなど、いろいろ感想が出されました。ある女子大生の「戦争は、体だけではなく心を傷つけてしまう」という発言は、ありきたりではあっても素直な言葉です。

この日の「報告会」には、「世界大会」に参加した6人を含め20人が参加して、報告に聞き入りました。