あま東部 東京大空襲を映画で観る
記憶し記録することの大切さ
画面いっぱいに映し出される東京大空襲のシーン、逃げ惑う住民たち、火事嵐に見舞われ幼子を見失う若い母親――あま東部平和委員会は、9月22日に開いた「平和のしゃべり場」で、東京大空襲の悲劇を描いた『戦争と青春』(1991年)を上映しました。自らも被災した早乙女勝元の原作で、今井正監督の最後の作品です。テレビで放映されたものを家庭用ビデオデッキで録画した30年以上も前のもので、雑音が入るという状況にあっても、参加者はその迫力に圧倒されるのでした。
上映後の感想の中で、原作者の評価の問題が出されましたが、彼が数ある作品群の中でより多く東京大空襲を手がけたこと、東京大空襲を記録する会で空襲被害を追及し続けたことをあげて、「記憶すること、記録することの大切さ」を語り合いました。
今回は8人の参加でしたが、他の団体で活動している人が続けて参加するなど、交流が定着してきているようにも感じられます。この日は、日本平和大会学習パンフも2部普及できました。