平和フィールドワーク 戦争の過去と現在
11月16日㈯、豊橋平和委員会準備会は「平和フィールドワーク 戦争の過去と現在(いま)」と題して戦跡めぐりと学習交流会を行いました。
当日は小雨の降る中の開催でしたが、31名が参加しました。
第1部の戦跡めぐりでは、山田章さん(一級建築士、あいちヘリテージマネージャー)が豊橋公園内の戦跡などを案内しました。現在の豊橋公園は、吉田城であったところに、明治時代から終戦まで歩兵18連隊が置かれていました。門柱などが残る連隊の正門跡から案内が始まり、戦災復興碑、連隊記念碑と戦後にその一部を廃棄した跡、移設された神武天皇像などを見て回りました。最後に、豊橋空襲の瓦礫によって造られた豊橋球場から、アリーナ建設のために埋蔵文化財の発掘調査で出てきた瓦礫を見学しました。参加者からは「身近な公園にこんなにも戦跡があることを知らなかった」「戦後にも、戦跡の扱いをめぐって軍国主義が影響していたことが分かった」などの感想が寄せられました。
第2部の交流学習会では豊橋空襲を語り継ぐ会の安間慎さんが、前半、豊橋市の保管していた戦前、戦後当時の公文書資料を紹介。当時の軍隊や市民の様子を詳細に解説しました。そして後半では、現在の世界情勢、日本の軍備が安保三文書によりどのように変化し、いかに日本を危険な戦争する国に向かわせているか、私たちの平和への希望がどこにあるか、何をしなければならないかが語られました。参加者からは、「また、こういう企画があったら、ぜひ参加したい。次の企画を連絡してください」と言ってもらえました。
最後には平和委員会準備会の杉浦事務局長が平和委員会の紹介、入会への訴えをして会を終えました。