高蔵寺平和マラソン 弾薬庫の撤去を求めて
12月8日、愛知県平和委員会は、「高蔵寺弾薬庫一周平和マラソン」を実行委員会とともに開催しました。この日はみぞれ交じりの寒い天気でしたが、170名のランナーが健脚を競いました。
この大会は航空自衛隊弾薬庫の撤去を掲げて高蔵寺分屯地の周りを走るもので、毎年、アジア太平洋戦争開戦の日に一番近い日曜日に開催しています。私たちは、周辺45000戸規模の高蔵寺ニュータウンに、弾薬庫と隣り合わせになっている実態を明らかにするチラシを配布するなど、運動を強めてきました。こうしたとりくみを通じて、春日井市長から賛同メッセージが寄せられるようになり、自治体との連携もすすんでいます。
開会式のあいさつをした小島理事長は、「いま進められている大軍拡は、日本を守るものではなく、敵基地攻撃能力そのものだ」と指摘。「戦争を起こさない努力こそ必要」と訴えました。
仲間づくりでは、地元女性団体の役員さんが入会。はじめは「あれもこれも入っているので大変なんです」と迷ってみえましたが、軍備増強がすすむ地元の基地の実態を知り、「やっぱり入らないといけないよね」と入会を決めてくれました。