豊橋市平和委員会 再スタート

4/12 アイプラザ豊橋

4月12日㈯午後1時半からアイプラザ豊橋にて、豊橋市平和委員会再建総会が行われました。愛知県原水爆被災者の会(愛友会)副理事長・被爆2世でノーベル平和賞授賞式に参加された大村義則さんが、「核兵器のない世界へ~今私たちが未来をつくる~」と題して、ノーベル平和賞受賞報告の記念講演を行いました。

講演に先立ち、毎年5月31日に豊橋で行われるあいち平和行進の到着地であり、原爆の火が灯されている桜丘学園の梅村先生から同校の平和委員会の活動が報告されました。桜丘学園では、平和委員会の生徒が臨時生徒総会を開催し、被団協への声明文(お祝いのメッセージと今後の生徒たちの決意が込められた声明文)を決議して、東京の被団協へ届けました。被団協の東京事務所で濱住事務局次長と対談ができ、オスロでのノーベル平和賞授賞式の様子などを伺ったこと、戦後80年の年をむかえて共にこれからの平和行動にエールを送ったことなどが報告され、総会参加者から大きな拍手がおこりました。

記念講演では、大村義則さんから、オスロでの授賞式の様子や、現在の核兵器をめぐる情勢などが話されました。テレビ報道ではわからないエピソードなどを盛り込んだ詳細な報告に参加者はじっくりと耳を傾けていました。講演後の質疑では、親族に被爆者がいた参加者の発言のほか、大村さん自身が被爆者2世であることを知るまでの体験談もあり、生き残ってなお苦悩する被爆者の気持ちが聞き手に伝わってきました。

その後、豊橋市平和委員会の再建総会にうつりました。この総会が開かれるまで経過報告、2025年度の方針案、会規約、新役員として会長、事務局長、役員理事3名の提案がされ、すべて会場の参加者の拍手で決議されました。

講演会、総会はマスコミもあわせ30人を超える参加者がありました。また、総会での勧誘で会員1名・平和新聞読者3名が増え、新たな平和運動の仲間を迎えることができました。豊橋市平和委員会にとって幸先のよいスタートをとなりました。