墜落原因不明のままでよいのか 自衛隊機飛行再開に抗議の申し入れ

航空自衛隊T4練習機が愛知県犬山市の入鹿池に墜落した事故(5月14日)にかかわって、安保破棄愛知県実行委員会と愛知県平和委員会、小牧平和県民集会実行委員会の3団体は、6月16日、空自小牧基地を訪れ、事故の原因究明と再発防止、住民・自治体への説明とともにT4練習機の飛行再開中止を求めて申し入れをしました。
事故後、航空自衛隊は保有する約200機の緊急点検を実施し、対策を終えた機体から順次飛行を再開するとしています。しかし、事故機体の入鹿池からの引き上げが難航し、原因究明も進んでいません。
申し入れは、▽T4および同型のブルーインパルスの飛行再
開方針の中止▽自治体や住民に説明会を開催し納得を得る▽フライトレコーダーの搭載完了まで飛行を再開しない――など5点です。
小牧基地の担当官とのやり取りで分かったことは以下の通りです。
①自治体への報告:愛知県、名古屋市、小牧市、豊山町、春日井市に訪問し説明したとのことです。名古屋市の副市長をのぞいて、すべて首長と接見。説明をして了解を得たと回答しました。のちの自治体への聞きとりでは、「了解を求められるような説明ではなかった」との話もありました。
②特別点検については、城下副理事長が「エンジンを含めた重点検が必要だ」との指摘をし
ましたが、明確な回答はなく、製作した川崎重工が立ち会ったかどうかも「わからない」との返答でした。
③フライトデータレコーダーの設置を迫ると、「代替機器の設置をするので問題ない」との返答。しかし、「代替機器とはどのようなものか?」と問うと、「回答の責任は防衛省東海支局、私たちには情報がないので、そちらに聞け」と開き直る態度でした。
このようなずさんな対応のままでの飛行再開は、周辺住民とともに自衛隊員の命を脅かすものであり、決して許されないことを改めて痛感する申し入れとなりました。

