「改憲を許さない」新署名スタート集会 改憲策動を認める訳にはいかない

昨年の総選挙で改憲勢力が3分の2以上を獲得したことで、岸田政権が改憲策動を強めています。岸田政権の改憲ストップをめざして、憲法をくらしと政治にいかす 改憲NO!あいち総がかり行動による「改憲を許さない新署名」のスタート集会が1月19日、イーブルなごやを会場にオンラインを含め135人が参加して行われました。

「憲法学者は改憲自体は否定しないが、自民や公明、維新の改憲は認める訳にはいかない」―「憲法の危機と闘いの展望」と題して講演を行った飯島滋明名古屋学院大学教授は、改憲にアクセルを踏む改憲政党の言動を並べます。「憲法改正推進本部」を「憲法改正実現本部」に変えて改憲への決意と覚悟を表す自民党、「維新の会は改憲勢力、本気で改憲をやろうとしない自民党のやるやる詐欺に付き合うつもりはない」と自民党に発破をかける維新の会。「彼らの動きを見ていると、自民党が真面目に見える」と皮肉る飯島氏。「憲法審査会を毎週開けばいい」と急き立てるのが、公明党と国民新党です。

飯島氏は、彼らがあげる改憲内容に、「法律で対応が可能」であり、「自衛隊明記」「緊急事態条項」の危険・無謀を糾弾します。更に、「憲法改正国民投票に850億円かけてでも改憲が必要か」と税金の無駄遣いを追及するのです。

主催者あいさつを行った高橋共同代表は、改憲策動に立ち向かうための「反対の意思を形にする運動」「選挙権を行使」を説き、策動を打ち破る力は「学習」であると強調しました。