被爆者をはげますつどい ノーベル平和賞受賞を喜び合う

12月22日、「被爆者をはげますつどい」が被爆者、被爆二世約20人を交えて120人余の参加で行われました。複数のメディアも取材に来て、ノーベル平和賞受賞を喜び合い、はなやいだ雰囲気でした。

反核医師の会会長中川さんの開会挨拶に続き、ノーベル平和賞受賞と授賞式の参加報告を、愛友会副理事長の大村さんがおこないました。被爆者が身をもって草の根の運動で核兵器を使ってはならない理由を証言し、若い世代に被爆者たちの遺産を語りついでいて、亡くなった被爆者や共に運動してきた市民に与えられた賞でもあります。しかし、ノーベル委員会委員長は、「このことを彼らだけに任せてはいけない。世界中で核兵器について考えよう」と語っています。授賞式参加者は、国会前やオスロ大学、オスロ図書館などで反核平和のメッセージを発し、大村さんも被爆二世として運動を引き継ぐ決意を語りました。

続いて理事長の金本さんが、授賞式と晩餐会両方着られるよう羽織・袴で参加したことや、一人で着られるよう3日間練習したこと、現地での様子などを楽しく語り、最後に核兵器について世界の人々が考えるよう、日本政府に禁止条約を批准させたいと決意を述べました。

5つのテーブルに分かれ、食事と被爆者との交流、ひらき座による文化企画の後、被爆者に花束が贈呈されました。